金太郎のふるさとで活動する健康運動指導士の金盛です。
高齢になっても「筋力トレーニングは自宅で健康を維持するための効果的な方法かもしれない」とカナダ・ブリティッシュコロンビア大学からの研究報告です。
これは、高齢になって足腰が弱くなって諦めていた人にとっては、とても期待のできる研究結果だと思います。
私も運動教室に参加している方に、こんな質問をされたことがあります。
「高齢者はやっぱり頑張っても筋力は上がらないんですか!?最近、話題のタキミカさんみたいにみんながなれるわけではないんですよね??」
と・・・
確かにみんながタキミカさんのようになれるとは私も思いませんし、なれるとしてもかなりの努力をされて、あのようになっていることは何となく想像ができます。
そう思った私は・・・
「確かにみんながタキミカさんのようになれるわけではないし、相当努力はされていると思いますが、それは高齢になってしまったら筋力が上がらないという考えとはイコールにはならないと私は思います。」
とお答えしました。
加齢とともに筋肉という器の容量は減っていくことは間違いないですが、容量が減る速度を緩やかにすることはできるし、容量の上限(ピーク)はボディビルダーのように人間史上最大限可能な筋肉量のピーク値近くまで筋力アップしたような人でなければ、いくつになっても伸びしろは残っているのでは?
というのが私の見解です。
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の研究報告はそんな私の見解を支持してくれるような結果でした。
この研究に参加した高齢者たちが行った運動は通常の生活活動を模倣したような種類のものだったそうです。ということは、いわゆる想像しているような”きつい”筋力トレーニングではなく、日常生活の動作の中でもありうるような動き程度の強度だったということになります。
この研究では、筋力と筋肉パフォーマンスの測定の結果、12週間の訓練を実施したことで筋肉のパフォーマンスが改善され、フレイルの前兆が少なくなり、傷害が増えることはなかったというのです。
また、このパフォーマンスの改善は早ければ9週間でみられたとのこと。
そうそう。
タキミカさんを知らない人のために。
【御年90歳!!最高齢インストラクターのフィットネス物語】Tarzan webより
話は戻りますが、高齢になれば、筋肉の細胞分裂はしにくくなり、筋肉の核である筋核を増やす作業は若い時よりも大変になるのは間違いないことですが、運動を継続し、通称若返りホルモンと言われる成長ホルモンを促し、細胞を活性化して若々しくいる努力を続けることは、長い目でみればメリットの方が多くなると考えています。
っていうのが私の考えです。
少しでも高齢期の希望の光になればうれしいです。
こんな話も含め、ロコモティブシンドロームを予防するための”ロコトレ講座”を神奈川県南足柄市の塚原にあるネコノテカフェさんで行っています。
座学と運動を行い、運動後はネコノテカフェさんのタンパク質豊富なランチが食べられます!!
ではまた~(^^)/~~~
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